最近つくづく感じることがあります。
それは、時代、時の流れというものです。
ハハハ、年だから仕方ないですかね?
私の幼少期は、先生が絶対的な存在でした。
家を出る時には、先生の言う事をよく聞くんだよ!
とひと言付け加えられ、送り出されました。
中学・高校の時には、ちょっとふざけようものなら、最初はチョークが飛んできて、次には30cmの定規がお尻に。最後は頭にゲンコツ!
斜め端にいてもゴツン!と音が聞こえる程でしたよ。
それが当たり前でしたし、自分が悪い事をしたのだから仕方ないと甘んじて受けていました。
反発なんか覚えませんでしたね。
先生からの、深い愛情を感じていましたから。
怖いけど大好きな人、それが先生でした。
今は?
先生と言われる人が居なくなってしまったと言われています。
職業としての先生は、多くいらっしゃいますが、人を育てるという先生は、果たして、、、?
先生も生徒も、当然一人の人としての人格があり尊重しなければなりませんが、昔も無視していた訳ではなく、ちゃんと尊重しなら、間違いをただしてくれていた、そういう時代だったと思っています。
今は、先生が育たない環境にある、そうハッキリと言われる方もいらっしゃいます。
当院にはそんなストレスを抱え込んで、体に変調をきたした先生が、何名もいらっしゃいます。
来院時、最初のひと言『疲れました〜』ですよ。
こんなはずではなかった。もっとこんな先生になるつもりだった。とか色々愚痴っぽい言葉が次から次と出てきます。
私は、それを聞きながら、その先生の本当の悩みは何なんだろう?体にどんな影響を及ぼしているのだろう?どうすれば心身ともに、楽になっていただけるのだろう?
そればかりを考えながら、話しをしたり体を触ったりしています。
ほとんどの先生が、背中の張りを訴えられます。
ストレスにより呼吸が浅くなってきていて、無理に体の中に空気を取り込もうと体が自然にそうしているのですね。
なので、力いっぱい息を吐き切ってもらうようお願いをし、10回ほど深呼吸をしてもらいます。
そうしたら、どうなると思います?
呼吸が楽になり背中の痛みが軽減、ついでに腰痛までも、、。
驚いてましたが、体は補正補正で症状を生み出しますので、その補正を辿っていくと、原因までも取れてしまい改善されるという訳です。
帰りには、どなたも笑顔で元気ハツラツとなってお帰りいただいています。
先生も大変でしょうが、ご父兄の方も同様な症状を訴えられる方が増えています。
お子さんの成長の早さにご自身の心がついていけていないのですね。
時代の流れというか、深刻な問題だと思います。
私の出来ることは、精一杯話を聞き、精一杯の施術で笑顔になっていただく事だけです。